〈個展〉
紀伊国屋画廊(坂崎乙郎企画)・みゆき画廊・ギャラリーモテキ・高崎シテイギャラリー・銀座ギャラリー女子美・ぎゃらりいサムホール・ニューヨークセイラムギャラリー 他
〈グループ展・企画展〉
現代の目展・21世紀への証言展・現代の絵画展・抽象画と前衛書展
日韓現代美術交流展・女子美術大学創立80・100・110周年記念展 他
〈所属〉
立軌会・女流画家協会・日本美術家連盟・文化庁在研会
「あの頃」
立軌会の1968 -69、70 -71の2 回の招待出品を経て、1972 年に私は会員(現・同人)にしていただいた。当時の銀座をご存知の方も少なくなってしまって残念だが、あの頃、東京セントラル美術館は、今の東急プラザ銀座の場所にあり、その後まもなく、2丁目のメルサの中に移った。会期もずっと1月末から2月の立春の頃で、雪の降った年もあったし、だから打ち上げは4 丁目の裏のおでん屋さんだったりした。いつも集まりはフラットで、和気藹々。会員にしていただいた時、立軌は公募しない会でもあるので、女流展にも出していた私は須田先生にご相談したところ、「他流試合も必要だからね」と背中を押してくださった。その後に女流の年譜を見ると、はじめの頃に河村俊子さん、小川イチさん、金子千恵子さんのお名前があった。そして、新入りの私たちに須田先生と山下先生は、こうおっしゃった。「これから立軌展に出す時は、個展のつもりで、1年間の集大成のつもりで出品するように!」 今も、決して忘れない。